感情のコントロール

感情のコントロール

自分が担当していた患者さんが亡くなるということも、長い経験のなかにはあるかと思います。
医者は亡くなった患者さんを忘れるということはないそうです。
やはり自分の担当した患者さんが亡くなるというのは、医師としても人間としても非常に苦しい経験だと思います。
辛く苦しい思いをしても泣いたり嘆き悲しむ様子を表にだしてはいけないといいます。
遺族より泣いている医者を見たことはありませんが、でも泣き叫びたい気持ちもあるかもしれません。
そういう意味で医者は気持ちのコントロールということもやっていかなくてはならないそうです。
また遺族によっては医者の説明では納得しない場合もあるかと思います。
亡くなった原因を医療知識がない人に説明するということも医者がやらなければならないことだと言います。
ある意味、患者さんと医者は同じものに立ち向かう同志ともいえる関係だと思います。
責任というものよりもずっと深い悲しみを感じるのではないかと思います。
また患者さんの死というのは、医者にとって特別なものだそうです。
その経験を経ることで、今まで及んでいなかったいろんなことを考えるようになるからです。
辛い経験の中でも学ぶべきものがたくさんあるという人もいれば、もっとベターな医療方法を考える人もいるそうです。
医療行為というのは教科書通りにはいかないものだといいます。
医者がひとりひとり自分なりの教科書を作っていかなければならないそうです。
手術の方法にしても診察の方法にしても、医者によって違うといいます。
他の医者がやっていることが、自分に合うとも限らないそうです。
いろんな経験をしながら自分のテキストを作っていくといいます。
患者さんは、いろんな症状を持って病院にやってきます。
患者さんひとりひとりのためにどれだけのことができるか、日夜医者は考えていかなければならないと言えるのではないでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です